豚の発育ステージ毎に担当を決め、品質向上とスペシャルリスト育成に力を入れています
本当に美味しい豚肉は、健やかに育った豚です
昭和60年、青山高原南東に位置するこの地に「一志ピックファーム」を設立、みなさまに美味しい豚肉をお届けするため、こだわりの養豚に取り組んでいます。
最優秀賞3連覇達成!
平成25年と平成27年、及び平成28年に「中日本肉豚出荷組合豚枝肉勉強会」において「最優秀賞」をいただきました。 また、平成27年には、全国優良畜産経営技術発表会において「優秀賞」も受賞いたしました。
おいしい豚肉生産を目指して、スタッフ一同が豚の発育ステージ毎に責任を持って担当し、飼育を行っています。
ここでは、豚の生産についてどのような作業が行われているのか、どのような特色があるのかといった紹介をします。
一志ピックファームでは、繁殖から肥育までをひとつの農場内で行っています。
種付けは、養豚事業の基本部分です。スタッフの優秀な人工授精技術が光ります。
種付け作業の様子です。
分娩舎内は、生まれた子豚にとって最良の飼育環境になるように、温度、湿度の管理に大変気を配っています。
生まれたての子豚の体重は約1.6kg程度です。母豚は一度の分娩で11頭程度の子豚を出産し、年間では約2.4回の分娩をします。
元気な子豚たちは、母豚の乳をしっかりと飲み、日増しに大きくなるのが目に見えます。
哺乳期間は約20日間です。一番かわいい時期です。
哺乳子豚の暖房はガスブルーダーと電気のコルツヒーターを使います。
生後5日程で離乳後に備えてミルクで餌付けをします。
母豚の乳から離し、人工乳の飼料で育てるようになります。
離乳の時期になると体重は約6.0kg程度になっています。
育成段階と呼んでいるこのステージは、離乳以降から体重約30kg程度までの豚をさします。
子豚たちは、オールインオールアウト方式でひとつの群としてまとめて移動されます。このことにより豚房の消毒作業が容易になり、管理の省力化にもつながります。
お腹一杯になった子豚は満足です
肉豚として出荷される豚は分娩から175日、体重が約118kgになった豚です。
肥育の最終ステージで給与する飼料には、飼料米を加え肉の脂肪の質を向上させたり、しまりをよくする工夫をしたり、「オオバコ」「スイカズラ」「ベニバナ」などの漢方生薬を加えています。
踏み込み式豚房の様子です。一見するとふんの上で飼育しているように勘違いされますが、オガコなどの敷料を敷いた豚房で豚にとって快適な環境です。
飼育密度はゆったり飼う努力をします。
種付けが確認された母豚は次の分娩に備えてここで飼育されます。
エコーでお腹の中の赤ちゃんの様子を確認します。
種豚になる前の豚がたくさん準備されています。
種雌豚として活躍するために、個体番号で管理されることになります。